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当院のがんの診療体制について

 当院ではどのような体制で日常のがん診療に取り組んでいるのか、実際にどのような治療を行っているのかについて、症例数の多いがんを中心にお知らせします。


胃がん

 当院の胃癌の診療は主として消化器科、外科が担当しています。週に1回、消化器科、外科、病理研究検査科の3科で定期的にカンファランスを行い、胃癌学会の診療ガイドラインを基準としつつ、個々の症例の診療方針を検討し、集学的な治療を行っています。
 平成18年当院の院内がん登録された胃癌は86件であり、その進行度と治療の内訳は以下の如くでした。

胃がん 病期分類(UICC)
ステージ(治療前) 登録数
4例
37例
11例
9例
23例
不明 2例

胃がん治療法 症例数
開腹手術のみ 36例
手術+化学療法 18例
化学療法 8例
腹腔鏡手術 7例
内視鏡的治療 7例
内視鏡的治療+手術 2例
その他 8例

 内視鏡的治療に関しては、適応基準を満たす早期胃癌に対し、内視鏡下粘膜切除術(EMR)、粘膜下切開剥離法(ESD)を積極的に施行しています。手術治療に関しては、術前の進行度評価の精度向上に努め、進行度に応じた手術方法を検討しています。内視鏡的治療の適応外になった早期胃癌に対しては、腹腔鏡補助下胃切除術を施行しています。定型手術(胃切除+リンパ節郭清)のほか、高度進行例に対する拡大手術を積極的に行い、治療成績の向上に努めています。
 また早期胃癌を対象とし、センチネルリンパ節生検を指標とした機能温存根治手術の臨床研究の開始を準備しています。幽門側切除症例に対してクリニカルパスを実施しています。根治手術が施行された場合には、進行度に応じて術後補助化学療法を行なっています。補助化学療法は術後経過観察とともに、外科が担当しています。切除不能・進行・再発胃癌に対する化学療法は消化器科が担当しています。現在一般的に行なわれている化学療法に加え、治療成績の向上を目指した新規抗癌治療の臨床試験・治験にも参加しています。

胃癌切除症例の成績を当ホームページ -治療成績の集計と公開- にて公開しています。