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当院のがんの診療体制について

 当院ではどのような体制で日常のがん診療に取り組んでいるのか、実際にどのような治療を行っているのかについて、症例数の多いがんを中心にお知らせします。


化学療法(抗がん剤による治療)

 各種がんの診療体制にも記載しましたが、化学療法に対しても積極的に取り組んでいます。化学療法には、単独で行う場合と、他の治療法と組み合わせて行う場合があります。個々の患者さまに化学療法を行った方が良いのか、行うとすればどのような薬を投与するのが良いかという事は、担当診療科で、学会や研究会から発表されているガイドラインや、最新の医療情報、これまでの診療経験をもとに検討を行っています。
 患者さまに情報を正確にお伝えした上で、その意向を尊重することは当然のことと考えています。
 初めて化学療法を行う場合や、全身状態の悪い場合、強い副作用が予想される場合、長時間を要する場合等に対しては、入院での治療を原則としています。現在、月200件程度の入院化学療法を行っています。現在一部の病棟でのみ行っている薬剤師による抗がん剤の調剤を、今年度前半中には全ての入院患者さまに対して実施いたします。
 外来化学療法への取り組みは平成13年に開始され、中央採血処置室に症例を集中して施行していましたが、平成18年4月から独立した外来化学療法室の運用を開始いたしました。病床数は6床で、専任の看護師、薬剤師を配置し、登録されたレジメ、完全予約性で運用を行っています。症例のコントロールは1名の固定した担当医が行っており、また、各診療科の医師、看護師、薬剤師、検査技師等で週1回定期的にカンファランスを行い、症例の検討、レジメの統一・登録、副作用、合併症対策等のマニュアル整備への取り組みを行っています。  大腸癌、胃癌、膵癌、乳癌、肺癌等を主な対象として、4月には120件、5月には126件の外来化学療法を行いました。当面、月150件程度の実施を目指しています。
 有効な薬剤を選択し、無効な薬剤を除外するための「抗癌剤感受性試験(CD-DST法)」を院内実施するための準備を進めてきましたが、平成18年3月から胃癌、大腸癌、乳癌に対して臨床に導入しました。