各種悪性腫瘍に対して根治的放射線治療や緩和療法を行っています。旧来の副作用の多い放射線治療とは全く異なり、完全なコンピュータ制御による最新のリニアックを用いているため、非常に高い精度で腫瘍に放射線を集中し最低限の副作用でがんを治療することが可能であり、多くの悪性腫瘍で手術療法と同等の優れた治療が行われています。症例数は急速に増加しており、北海道内では、がんセンター、大学病院に次いで4番目に治療患者が多い施設となりました。また、強度変調放射線治療Intensity
modulated radiation therapy
(IMRT)では、年間約130例の治療を行っており道内では突出して第一位、日本国内でも有数の症例数となっております。
特に、道南地域では当院でしか行うことができない施設認定を受けた特殊な高精度治療法がいくつかあります。
@良性・悪性脳腫瘍の定位放射線照射により、ガンマナイフと同等の効果が得られます。
A呼吸同期システムを用いた原発性・転移性肺腫瘍・肝腫瘍の定位放射線照射により、短期間でピンポイント照射が通院で可能です。
B強度変調放射線治療Intensity modulated radiation therapy
(IMRT)により、前立腺癌・頭頸部癌・脳腫瘍・その他全ての悪性腫瘍に対して、腫瘍に限りなく高線量を集中しつつ、周囲正常組織への不要な照射を最小限にする、世界最先端技術を用いた治療が可能です。
C腔内照射 Remote after loading system
(RALS)により、子宮頸癌を手術せずに標準治療とされる放射線化学療法で治療が可能です。
D全身照射により、血液悪性腫瘍の骨髄移植の前処置を行えます。
当科科長は、全国組織である「市民のためのがん治療の会」によるセカンド・オピニオンを求められるがん専門医として指定されており、がん患者様のご相談にも応じておりますので、お気軽にお問い合わせください。
放射線治療について、さらに詳しく知りたい方はこちらからご覧ください。
放射線治療全症例数および特殊または高精度放射線治療症例数
|
治療方法 |
2004年 |
2005年 |
2006年 |
2007年 |
2008年 |
2009年 |
2010年 |
| 脳定位照射 |
10 |
20 |
31 |
26 |
28 |
42 |
46 |
| 体幹部定位照射 |
0 |
13 |
16 |
14 |
7 |
16 |
23 |
| 強度変調照射 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
89 |
127 |
| 腔内照射 |
14 |
20 |
4 |
0 |
0 |
0 |
11 |
| 全身照射 |
1 |
2 |
5 |
0 |
7 |
9 |
4 |
| 全症例数 |
358 |
322 |
303 |
349 |
404 |
528 |
551 |
放射線治療収益額と照射件数の年次推移