CRシステムについて

 

一般撮影室におけるエックス線撮影のほとんどは、CR装置によって撮影され 写真が作られています。たとえば、胸部や腹部また骨や関節のエックス線写真などに このシステムが導入されています。CRとは、Computed Radiographyの略で文字通り X線で撮った身体の透過情報をコンピュータで読み取りデジタルデータとして保管し、このデータをもとにコンピュータで適正条件に処理されたX線写真を作るものです。

 

もう少し詳しく説明いたします。たとえば私たちが一般に使用してきたカメラも、フィルムからデジタルカメラへと変わってきました。デジタルカメラはフィルムを使用していないため現像・プリント店へ持ち込まなくとも 自宅のパソコンで手軽に写真を見ることができます またその画像は見やすいように加工したり、大きく拡大してプリントすることも、画像情報として残しておくことも可能です。CR・X線写真はフィルムの変わりにイメージングプレート(IP)と呼ばれる X線の強弱を記録できるプレートを使用します。

イメージングプレートは、従来のフィルムと同じようにX線撮影室で用いられます、撮影されたイメージングプレートを画像読取装置にかけることによって、身体を透過したX線の強弱がデジタル化されます。このデジタルデータをもとにコンピュータ処理され写真にプリントされたものがCR写真です。

 

                         *従来は、フィルムを使用、

                                  フィルムは現像処理され、X線写真ができる。

           X線

 

*CRシステムでは、イメージングプレートを使用。

イメージングプレイト 

 


画像読取装置・コンピュータ処理

             

プリント

 

CRシステムの利点

コンピュータ処理によって、撮影部位ごと最適な画像を提供することができます。また患者さんの体格にかかわらず均一で安定した写真が得られ、その画像データは写真のように経年変化(黄ばみなど)が生ずることなく保管できます。また現像液や定着液を使用しないため自然環境にやさしいシステムとも言えます。