医療安全の取り組み

医療安全

 世の中に「完璧なヒト」はいると思いますか?
 答え~「絶対にいません」。
 能力の限界、集中力の低下、緊張・疲労による意識レベルの変動など、様々なリスク要因が私たちヒトの営みの中には常に存在し、最適な条件がずっと続くことは絶対にあり得ないからです。
 ただし、ミスを起こさない工夫や努力を欠くことは絶対に避けなければなりません。

 「医療安全」とは、患者さんの有害事象に繋がるエラーや危害を防止・削減・報告・分析といった手法を用いて、医療の安全の質を高める医療分野です。
 医療を担う私たちも同様に、ミスを犯さない完璧なヒトではありません。
 ヒトは間違うものです。だからこそ、組織としてミスを最大限に防ぐ取り組みが大事なのです。

私たち医療機関に働く職員は、医療法により規模の大小に関わらず、医療の安全を確保するための措置を講じる必要があります。

 とりわけ当院では、医療安全確保の評価として、診療報酬の「医療安全対策加算」「医療安全対策地域連携加算」を患者さんより医療費として頂いて、対策の強化を図っております。

医療安全管理室

 医療安全管理室は、情報の収集と分析、対応策やマニュアルの立案、起きてしまったミスの対応や処理を担当する、病院長直下の医療安全活動を担う組織です。
 医療安全管理室は、医師(副院長)を室長として配置するほか、医療安全活動を専従的に行う2名の医療安全管理者(看護師、臨床検査技師)、そして様々な医療国家資格を有するスタッフ12名で組織する「分析担当者」にて構成されています。様々な職種構成により、様々な目線によるアイデアをもとに良策を導き出す病院内の中枢組織といえます。

 毎週行われる「分析担当者会議」と月1回開催の「医療安全に関する委員会」が関連する事項の協議の場となります。また適宜実施している「医療安全院内ラウンド」により、現場のウィークポイントを実際に眼で見ることで、正しい方向へ導くための大事な活動業務です。