院長あいさつ

 北海道で最も歴史のある街、函館。当院はその地で1860年に尊王攘夷の風が吹き荒れる中、ロシア病院に対抗する形で産声を上げました。その後、箱館戦争、昭和の大火、洞爺丸台風、そして今回の世界規模での新型コロナウイルスパンデミック。色々なことを経験してきました。
 しかし当院はいつでも皆様の声に耳を傾けながら共に歩んでまいりました。

 この間、医療が長足の進歩を遂げたことは言うまでもありません。特に近年は目を見張るものがあります。
 新しい病気の発見。そして有効な薬の開発。治療法もどんどん新しくなっています。この様な流れの中で一つの病院が急性期から回復期、そして慢性期まで全てを担うことは不可能に近くなってきています。それ故、国は地域内で各病院が役割分担を果たしながら医療を全うすることを求めています。

 当院はハイブリッド手術室、手術用ロボットに代表される最先端医療設備を整えており、しかも救命救急センター、ドクターヘリ基地病院、ICUなど急を要する病気、重篤な患者をみる設備も充実しております。したがってこの特徴を活かす意味でも高度急性期病院としての役割をこの地で果たしてまいります。さらに地方センター病院、地域医療支援病院として道南地区の医療も支えていくつもりです。

 老舗とは「その時々の社会の要求に応えながら、長い間その事業を続けることができた者だけが名乗ることを許される」称号だと述べられている社長の談話をどこかで読んだ記憶があります。当院も北海道で一番古い病院としてこの称号を 名乗り続けられる様、職員一同、更なる努力を積み重ねて行きたいと考えております。

2022年11月
院長 森下 清文